就職活動の振り返り
はじめに
コロナ情勢の中、宗教勧誘にくる人たちに時間を取られて、こんな時に宗教活動を行うことは本当にその宗教で必要なことですか??とおこおこなKarukaです。
就職活動のお話です。退職エントリをよく読む身としては、就活エントリ的なものを書きたくてしょうがなかったので、自身の備忘録として感じたことなどを記録しておきます。
この記事を残す目的は、自分が就職活動において感じたことを言語化しておくこと。今後のキャリアを見つめるときに参考にするために、就職活動当時に考えていたことなどをまとめておきたいと思ったからです。
自己紹介
本題に入る前に、あなたはだーれ?という方も多いと思うので、軽く自己紹介させていただきます。
私は、東北にある大学院に所属している修士1年のKarukaって言います。(2020年4月現在)大学院では経済学研究科に所属しており、データ分析やマーケティングについて専攻しています。
あれ...?修士1年で就活...?早くない?と思われた方もいると思いますが、私は、学士+修士を合わせて5年で取得するプログラムに参加しています。いわゆる、早期卒業です。したがって、通常の学生とは就職活動の時期がずれていることご留意ください。
※以下で述べられている意見は、あくまで個人の主観的な意見・お気持ちなので、いかなる特定の企業・組織・団体を代表するものではありません。
就職活動の幕開け
就職活動そのものを始めたのは、2019年の春でした。といっても、本格的に開始したわけではなく、その年の夏季インターンシップ等に参加するために気になる企業の情報を仕入れていました。(ここでのインターンシップとは、一日だけの会社説明会や圧倒的成長を謳う意味不明な短期インターンシップではなく、実際に働けるorそれに近いことができる中長期のインターンシップを指します)
夏季インターンシップに参加しようと思った理由は、いざ就活と思ったときに、社会人のイメージが湧かなかったため、実際の働くということを少しでも身近に感じ、自分が働いている姿をイメージしたかったからです。
就活の軸
就職活動を始めるにあたって、自己分析をしよう!というフレーズをよく聞きますが、就活の軸を決めるために、一応私もやってみました。「いざ、自己分析!」と意気込んだはいいものの、いつも自身の客観視に努めているほうではあるので、特に得られることはありませんでした。しかしながら、就活の軸を決めたことは最終的な判断の基準にできたため非常に役立ちました。
実際の私の就活の軸は、
- 初年度から収入が高いこと
- その職種で一生働いてもよいと思えること
- 他人の課題解決の役に立てる仕事であること
の3点にしていました。
1点目は、生涯年収が高いことではなく、早いうちから高いことを目標にしていました。若いうちに使うお金と齢を重ねてから使うお金にどちらに価値があるかというお話を考えたときに若いうちにいろいろな経験を重ねておきたいと思っていたからです。
2点目は、配属ガチャがあるような仕事内容が不明瞭な募集もあると思いますが、そのようなところではなく、明確に何をやるのかが決まっている職種に応募したかったという気持ちもありました。具体的には、データサイエンティスト職やマーケティング職に就きたいというのが当初の志望でした。
3点目は、よくあるお話ですが、できるだけダイレクトに他人の課題を解決できる仕事であることを意識していました。
夏季インターンシップ
何件か応募する中で、運良く外資IT企業のマーケティング職で夏季インターンシップに採択されました。Windowsを作っている企業です。期間は2ヵ月ほどの有給インターンシップで、巷では、PCがもらえると有名なのではないでしょうか。夏季インターンシップの内容の詳しいことは、また今後いずれ機会があったときに述べたいと思いますが、インターンシップについて感じたことのみ述べます。
インターンシップ全体で振り返ると、とても刺激的な毎日でした。優秀な他のインターンシップ生や社員さんが多く、さすが外資系企業の中でもトップクラスといわれる企業だなと思うのと同時に自分の平凡さにも悲しみを覚えました。
インターンシップ期間中は、自分にできることを必死にしていましたが、なにか違和感を感じながら業務に励んでいました。その違和感の正体は、マーケティング職に対する自分のイメージと職種の仕事内容の乖離でした。マーケティングを勉強しているからマーケティング職かなと思って応募してみましたが、やってみて初めて分かるというのは、このことで非常に良い経験でした。
インターンシップで得られたことは、自分は技術を追求できる職種のほうがやりたいということに気づいた点と東京に住むなら、五反田や目黒方面がいいなということでした。(インターンシップ期間中の住居が五反田でしたw)
就職活動の先駆け
秋になり、早い企業では本格的な選考が開始されました。私も、マーケティング職ではなく、データサイエンティストとして働けそうなコンサルやデータ分析を専門に行う受託系の会社に応募を出していました。
しかしながら、卒論を書くのと同時並行で行っていたこともあり、集中しきれておらず、まさに「二兎追う者は、一兎も得ず」のような状態でした。今見ても、卒論と呼ぶには醜悪で、優秀な幼稚園児のほうがもう少しまともなレポートを書くのではないかと思うほどの可燃ごみを生み出してしまったのは反省すべき点です。
そんなこんなで、卒論を提出し終え、就職活動に力を入れ始めたのが正月明けでした。
冬季インターンシップ&就職活動本格化
経団連の就活自由化の影響もあり、例年よりも本選考が早まり、焦りを持っているなかで、データサイエンティストとして冬季インターンシップにも参加させていただきました。データサイエンティスト界隈の皆さんなら一度はそのプラットフォーム名を耳にしたことがあるのではないか?と思うような企業ですがこちらは名前を伏せます。
冬季インターンシップでは、実際のその企業に働くデータサイエンティストの業務的なものを経験させていただく形でしたが、受託系のお仕事は他企業のデータを扱うため経験できず、データ分析の教材を作るという業務だったため、あまりデータサイエンティストとして働くというイメージはつかめなかったというのが印象です。しかしながら、自分で手を動かしながら、最新の新しい技術について考えることができるお仕事というのは、やはり自分には合っているだと感じました。
冬季インターンシップをしながら、データサイエンティストとして働ける企業に2社応募していました。そのうち1社は白金台にある企業さんで、本当に自分が行きたいなと思える企業でした。働いている社員さんや実績等見ても、ここでなら自分はデータサイエンティストとしてのキャリアを歩んでいけるのではないかと期待していましたが、残念ながら最終面接で振られてしまいました。儚い片思いでした。
データサイエンティスト職以外の応募は、セールスフォースやシスコなどの外資系のIT企業で自身の興味のある技術企業に応募しました。
ちょうどその頃から、新型コロナウイルスの影響が強くなり、就職活動が本格的にオンラインへ移行し始めました。オンラインへの移行は地方勢としてはありがたかったですが、いろいろな説明会などで企業を決めたいと思うような人にとっては、厳しい情勢だったのではないかなと思います。
就職活動の終焉
そんなコロナ情勢のなか、非常に運良く2社さんから内定をいただけました。かたや、外資系IT企業の技術サポート職、かたや日系ベンチャー企業のデータサイエンティスト職です。企業体系も規模も職種も業界も全く違う2社だったためにどちらに入社すべきかについて非常に悩みました。経済学部らしく、業界の行く末や待遇、自分が働く姿などを効用としてみなした場合に、総合的に判断した結果外資系の企業を選択しました。
この選択が正しいものなのかは、5年後くらいに分かるかもしれませんが、自分が専攻していた学問から離れてしまうのは少し物寂しいです。副業ができるのであれば、データ分析のお仕事もさせていただきたいなとは思っていますが、まずは入社した会社の技術をしっかりと学んでいくつもりです。
就職活動を終えたお気持ち
就職活動を終えて感じたお気持ちは、就職活動は運やご縁の要素が強いということです。私みたいにご縁が重なって、自分が志望していた職種や企業とは全く関係のない企業に行くことになることもあります。どのような結果になるにしても、自分で自分の進路をしっかり考えることが大切なんだなと強く思いました。
その反面、就職活動そのものが非常に生産的な活動ではないと思います。今のご時勢、終身雇用制も崩壊しているなかで、就活にかける時間に本当にそれほどの価値があるのかは疑問に感じました。その時間で少しでもスキルアップを目指すほうが大学生としては良いと思います。
また、就活には致命的なバグがあると感じました。修士や博士課程を修了してきた優秀な学生がキャンパスライフを謳歌してきた学生よりも低い評価を堂々と受けるのが就職活動という場です。もちろん、評価の指標が違うと言われればそこまでですが、もう少しなんとかならないかなと思うことは多く感じました。(そもそも人生がバグだらけというのは置いといて)
何はともあれ、就職活動が終わり、晴れ晴れしい気持ちです。コロナの影響で今後経済、日本、世界それぞれどうなっていくかわかりかねますが、よりよい方向に向かうといいですね。
駄文失礼しました。最後までお読みいただいてありがとうございます!文才がないので、つまらぬ思いをさせていたら申し訳ないです。