ひだまりMLスケッチ

データ分析や統計学、機械学習の話題を中心に述べていくブログです

Microsoftの夏季インターンシップに参加して

はじめに

新型コロナウイルスの影響で、おうち生活を満喫していたら、4月の電気代が昨年の3倍になってしまって驚きを隠せないKarukaです。

 

今回は、以前の記事で少し触れた2019年の夏に参加したMicrosoftでのインターンシップについてを少し振り返ろうと思います。 

以下はあくまで、個人の意見・お気持ちであるため、いかなる団体・組織を代表する発言ではないことあらかじめご留意ください。

karuka3.hatenablog.com

対象読者

この記事は、次のような人にお読みいただくことを想定して書かれています。

  1. Microsoftインターンシップをしたい!と考えている方
  2. Microsoftインターンシップってどんな感じなのか知りたい!という方

以上の方を対象に、Microsoftって会社がどんな会社なのか、インターンシップはどうだったかについて、実際の雰囲気や私が感じたことについて書いていきます。

 

また、私個人は、インターンシップに参加したものの内定(内々定)はいただけなかった身でありますので、振り返りや自戒を込めたルーザーレポートのような形でもあります。したがって、Microsoftにどうしても入社したい!!という方にはあまりお勧めできませんので、ブラウザバック推奨です。

もっと有益な記事を見たいという方向けに私と同期だったインターンシップ生(2021年内定者)や2020年内定者の方が、インターンシップについて答えたインタビュー記事があるので掲載しておきます。

gaishishukatsu.com

インターンシップの概要

Microsoftの2019年度夏季インターンシップの概要は以下の通りでした。

毎年少しずつ内容が変わっているようですが、通常のインターンシップと比べると、破格の条件なのではないでしょうか。今年度も既に募集しているようなので気になった方は、応募してみると良いかもです。回し者ではないですが、こういうことを記事にさせていただいているので、一応リンクを貼っておきます(笑)

www.microsoft.com

 

まず、本選考を含めてのお話ですが、募集職種は

  1. 技術職
  2. 技術営業職
  3. 営業・マーケティング

 

技術職は、主に技術サポート職です。マイクロソフトの多様な製品のサポートを一手に担う職種で、インターンシップでも一部例外はありますが、多くの人が実際にサポート業務に取り組むそうです。人手が足りていないのか、いつも大変らしいです。

 

技術営業職は、技術的な知識を用いて顧客との営業を行う職種と聞きました。イメージは、ITコンサルタントに近いと認識していますが、正直なところ通常の営業職との違いは、全く分かりません。美人な女性が多かったです()

 

営業職は、イメージ通りの職種だと思いますが、企業に自社製品を売るための職種です。その他企業との大きな違いはないと思いますが、補足するならIT知識の有無は一番関係ないのかなって思う職種です。実際に、インターンシップ生でもOfficeしか使ったことがないって子もいたので、現時点でのIT知識がないことについてはそこまで重要視されないと思います。(もちろん、ITについて学んでいきたいという気持ちは強くないとやっていけないとは思いますが...。)

 

マーケティング職は、私が参加させていただいた職種ですが、一般のマーケティングや企画営業?のような部署と大きな違いはないと思います。(いわゆるJapanese Traditional Companyのマーケティングを経験したわけではないので誤りがあれば、悪しからず)

ただ、Microsoftは、マーケティングの会社といわれるほどマーケティングに力を入れている企業なので、他企業よりも責任が重いこともあります。また、働かれている方のバックグランドは、多種多様で、もともと技術職をやっていた方から異動してきたかたやMBAを持っていてバリバリのマーケッターって方もいました。

社員の皆さんは、非常に多忙ながらもインターンシップ生が何かしたいということであれば、全力で手伝ってくれる方ばかりで非常に優しい人が多い印象でした。反面、論理性がないと非常に厳しい職種でもあると思いました。お気持ちだけでは、できない仕事です。さらに言うと、マーケティング職は、かなりクリエイティブ性を求められるのでそこに自信がない方は、営業職に応募したほうが良いのかなと思います。実際に、クリエイティブ性や様々なアイディアが出せるような方を求めているようでしたし、その他の職種よりは評価の軸が違う感じでした。

 

インターンシップの概要や職種についての簡単な説明も終えたところで、インターンシップ並びに採用スケジュールについて触れた後、実際に感じたことや企業の雰囲気について述べていこうと思います。

採用スケジュール

あくまで2019年度での採用スケジュールですが、おそらく今年も大きく変わることはないと思うので、紹介しておきます。(人事の方には申し訳ないけれど、ここの部分は非常にわかりにくかったので...もう少し変えたほうがいい気がします)

 

4月インターンシップ&本選考の募集開始。ES(sway)による書類選考が行われ、書類選考通過後、5月~8月にグループディスカッションと面接を行う1day選考会に参加できる。なお、この1day選考会は各月1回の合計4回行われるが、インターンシップ・※ビジネスコンテストに参加するためには、5月6月の選考会の参加する必要がある。7月及び8月の1day選考会は、本選考のみの枠組みである。

※今年は、ビジネスコンテストじゃなくてハッカソン形式かもしれないです

 

インターンシップ・ビジネスコンテスト・7月 or 8月の1day選考会(5月6月の選考会で本選考を希望した人)で良い成績を出せた人間のみが、11月の最終選考会に参加できる。この最終選考会を経て、晴れて内定が頂けるという形です。

 

 

 

実際に、どれくらいの人が最終選考に残れるかというと・・・

インターンシップ

参加者30名ほど全員が最終選考に残れました。

ビジネスコンテスト

1チーム6名ほどのうち1人か2人だそう。(ビジコンに参加した人から聞きました)何チームあったかは分からないけれど、最終選考に進んだのは30名くらいだったんじゃないかな。

1day選考会

これは、数えていないけれど、最終選考会参加者の総数が100名ほどだった気がするので、おそらく30名ほど。

 

正直な感想を言うと、ビジコン組が結構つらそうなイメージだった。僕は内定をもらえていないので、詳しいことは分からないけど、インターンシップ参加者は、ほとんど内定もらえたらしい...() まぁ、1か月半も業務に参加してればほかの候補者よりは信用が高くなるのはしょうがないという感じ。ただ、私みたいに内定をいただけない場合もあるので、インターンシップの成果次第といったところだけど、たいていは大丈夫なんじゃないかな。

ビジコン組は、優秀な人のみしか最終選考に残れないにもかかわらず、採用責任者つまりは最終選考の面接官との接点があるわけではない(ことが多い)ので、ビジコンの内容とか結果とか以外の取り組み方の部分をどう評価しているんだろうと不思議に思った。内定者の方が、メンターについてるらしかったけど、それもどうなんでしょうね。

選考会から残った人に関しては、確かに厳しい道のりなんじゃないかなと思う。「インターンシップ組の出来レース」のように言っている人は見かけたけれど、私みたいにインターンシップ行っても落ちる人はいるし、選考組でも内定がもらえている人はもちろんいるので、最終選考そのものに差別はないと思う。インターンシップやビジコン組のほうが評価できるポイントが多いので有利ということはあるかもしれないけれど...。

オフィスや雰囲気について

オフィスについてですが、大変きれいです。仕事をする環境としては、Japanese Traditional Companyと比べるとたいぶ良いほうなのではないでしょうか。ここに関しては、ストレスを感じることは少なそうでした。飲み物も飲み放題でしたし

技術職以外は、フリーアドレス(いわゆる固定席がない形)で毎日の気分で席を変えられますし、どこで仕事をしても問題ない形です。一人一台sufaceが配布され、それで仕事を行うという感じでした。

 

会社の雰囲気としては、外資系のイメージにありがちな厳しい雰囲気ではなく和気藹々としたものを感じました。他人を蹴落とそうという感じよりはチームで解決していこうっていう感じが強かったように思います。(マーケティング職においては)

私が所属した部署は、変わった方が多いという前評判通り、奇人変人が多かったのですが(社員の方すみません笑)ほかの部署はそんな感じはないと思います。

 

ただ残念に思ったのは、やはり人間の性なのか、部署間の対立は少しある点でした。私個人は、聞き及んでいないのですがやはりマーケティング職と営業職は仲が悪い部分もあったらしいということです。部署間の対立というよりは、営業の方が不満を持っているみたいな形だったそうですが....。

まぁ、Japanese Traditional Companyで聞くようなひどさではないとは思うので些細なことかもしれませんが、組織運営というのは難しいんだろうなとひっそり思っていました。

インターンシップ期間中の宿泊先について

地方勢には、インターンシップ期間中、宿泊先を提供していただけます。今年は、五反田駅徒歩5分くらいにあるマンションをマンスリー契約という形でした。管理会社が杜撰だったのか、とてもきれい!という感じではなかったので、今後はもっときれいなマンションにしてほしいですね()

ひそかに調べたところ、大体家賃10万円ぐらいのマンションだったようです。あんなマンションで10万円なのか...と驚きを隠せませんでした。

東京の家賃は高いということを思い知りました。

他の地方勢も全員同じマンションだったので、夜に一緒にゲームしたり、たこ焼きパーティしたのはいい思い出です。地方勢だった皆さん本当にありがとう!

 

五反田そのものは、非常に住みやすい街でした。大体なんでもある割には渋谷や新宿と違って、人が少ないのは非常に良い点でした。来年は、五反田のような住みやすそうな街に住みたいものですね。もし、東京でのおすすめがあれば教えていただきたいです(笑)

インターンシップの振り返り

インターンシップの振り返りですが、簡潔に言うと思ったような成果が出せませんでした。原因は明らかですが、自分の能力の低さに加えて、私自身がマーケティングというものに対して合わないと感じてしまったからです。

私以外のインターンシップ生は、会社に対して何ができるのか自分で考え、自らやりたいと思ったことをやれる環境ではあったのですが、私に関してはもともと課題が与えられていてそれに対して業務を行うという形でした。その課題が少々難しい分野に関することだったことや前提知識が抜け落ちていたことで非常につらかったこともあり、良い成果を出せませんでした。ここに関しては、悔しい思いもありました。今思うと、もっと、社員さんやインターンシップの同期に相談したり、話を聞けていたりしたならよかったのかなと思います。

残念ながら、内定はいただけなかったけれど、そこはまぁ自分の能力不足を痛感しただけなので、それはそれで経験だったのですが、ただ一つ心残りがあるとしたら、本当に一緒に働きたいなと思うほどの優秀な同期と知り合えたにもかかわらず、一緒に働けないことは非常に残念です。

ちょっとしたお気持ち

いままで、少し良いことばかり言ってきた気もするので、少しマイナスに感じたことも書いておきたいなと思います。もしかしたら、マイナスじゃないという人もいるかもしれませんが...。

まず、インターンシップ生に対するイベントが非常に多いです。勉強会を始めとして、ディナークルーズなんかもありました。ただ、ちょっと陽キャ向けのイベントも多いかなと思ったので内向的な自分には少しつらかったです。

あとは、まぁまぁ洗脳みが強い部分があります。社風が良いことは感じましたが、マインドセットを固定化しないようにという部分に対して何かにつけてそのことを言う雰囲気はちょっと押しつけがましい感じでした。(もちろん学ぶべき点もあったのですが...)

外資系だからか社風なのかは知りませんが、Microsoftでしか通用しない単語が多すぎな点も気になりました。わけわかめ。無意味に使われている単語もあったため、そこはあまり良いとは感じられませんでした。Microsoft辞典でも作れそう。

最後に、インターンシップにはあまり関係ないですが、オフィスが品川にあるのはダメです。フレックスタイム制を採用しているとはいえ、時間をずらしても人が多すぎでした。電車とか苦痛です。人権侵害です。人間が居ていい空間ではないです。

 

最後に

長々とした文ですが、読んでいただきありがとうございます。

書き足りないことも多くありますが、一度まとめておきたいと思っていたので書けて良かったです。もし、もっと詳しいことを聞きたいみたいな稀有な方がいたら、TwitterのほうにDMでもリプでもくれればと思います。

駄文失礼しました。

 

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※もし、この記事を見た社員の方や同期で、これNDA違反ではという点があったら連絡ください。基本的にNDAにかからない範囲で書いたとは思いますが、漏れがあった場合は申し訳ないです。